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  • 認知症患者の半分

特殊なたんぱく質により神経細胞が壊され、脳がだんだん萎縮してしまうアルツハイマー型認知症。知能だけでなく身体の機能も徐々に失われてしまう病気です。認知症全体の約半数を占めており、男性よりも女性の患者が多いのが特徴です。

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  • 原因はたんぱく質異常

特殊なたんぱく質とは、脳神経細胞の老廃物で細胞の先端部を傷つけるアミロイドβや神経細胞そのものを死滅させてしまうタウたんぱく質のこと。これらが脳内に蓄積されてしまうことで脳内のニューロン・シナプスが脱落してしまい、発症します。日本だけでなく世界的に最も多い神経変性疾患です。しかしその原因は未だ解明されておらず、特効薬も治療法もまだないのが現状です。

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  • 症状は

代表的な症状は、物忘れです。誰でも忘れる事はありますが、忘れていることを指摘されると「あ、忘れていた」と思い出すことができます。しかしアルツハイマー型認知症の人は、そもそも記憶ができていないため、思い出すことができません。これは記憶を司っている「海馬」という部分に病変が起こっているためです。また、判断力の低下もアルツハイマー型認知症でよく見られる症状です。例えば、掃除をする際に「何を捨てるか分からない」「片付け方が分からない」となってしまい、部屋が散らかってしまいます。また、今日の日付が分からなくなったり、アナログ時計が読めなくなったりもします。それだけでなく、心理的な症状もあらわれます。「大事な物を盗られた」と家族を責めたり、鏡に映った自分の顔を見て「怖い顔をした人が見ている」と怒りだしたりします。

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  • 対策は

「これをすれば防げる」というものは残念ながらありません。しかし、適度な運動で筋肉を刺激することにより血液中の成長ホルモン量を増加させると、予防につながるとされています。成長ホルモンは海馬で脳由来神経栄養因子の分泌を増加させる働きを担っているためです。毎日30分?1時間のウォーキングや週2・3日、1時間程度の有酸素運動が丁度いい目安です。また、高血糖値は認知症リスクが高くなるとされているため、食事の際は野菜から食べて米や麺類などの炭水化物は後回しにするという心がけも効果的です。

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  • もしかして?

アルツハイマー型認知症は薬で進行を抑えることができますが、症状が重くなってからでは改善が難しくなります。記憶や判断力に障害が見られる場合、認知症を疑って早めに専門医を受診しましょう。

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  • おさらい

認知症全体の約半数を占めているアルツハイマー型認知症。特殊なたんぱく質が脳内に溜まることにより神経細胞が壊され、脳がだんだん萎縮してしまう病気です。代表的な症状は物忘れで、他人から指摘されても「あ、忘れていた」と思い出せません。ほかにも判断力の低下や心理症状もあらわれますので、兆候が見られた場合は専門の医療機関を受診することをおすすめします。