高齢でも心身ともに健康で自立した生活ができるように支援する介護予防について、その概要、対象者、目的、地域事業について解説します。
■介護予防の目的と背景、および介護保険上の位置づけ
介護予防とは、高齢者が要介護状態になること予防し、できるだけ要介護状態になることを遅らせること、および要介護状態になっても、その悪化をできる限り防止するとともに要介護状態の改善を目指すことを目的としています。なお、要介護状態とは、介護保険が定める利用限度枠を認定するために設けられた基準で、介護度が低い順に
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