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  • 終活に重要な役割を果たすエンディングノートとは

終活を行うにあたってエンディングノートが果たす重要な役割について説明します。エンディングノートとは、今を生きていることに感謝し、最期を迎えるまでの生活を悔いのないように生きて行くために、そして家族に自分の思い伝えるために書くノートのことです。エンディングノートの必要性、書くことのメリット、そしてエンディングノートの一般的な目次(書く内容の項目)について紹介します。

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  • エンディングノートを書く必要性

終活は、エンディングノートさえ書けば良いということではありませんが、エンディングノートを書かないと終活の満足度を高めることはかなり難しくなります。
終活のためにエンディングノートを書く必要性は以下の理由によります。

1. 言葉だけでは明確に意思が伝えられないが文章では明確に伝えられる

言葉で話すことは文章よりも細かいニュアンスが伝えられるので、文章の裏に潜む思いをより明確に伝えられるというメリットがあります。しかし一方で、話す相手によってはニュアンスのとらえ方が異なることも考えられます。また、多くの人に同じように伝えることも口頭では難しくなります。さらに、長い期間が経過すると記憶があいまいになる欠点もあります。その点、文章で思いを残すことは多くの人に一律に同じ思いを永遠に残せます。ただし、ニュアンスまで細かく伝えたい場合は文章を作成する手間がかかります。

2. 文章ではいま、伝えたくないことも伝えられる

生きている間は秘密にしておきたいことや、言葉で面と向かって言うにはためらうようなことも文章なら思う存分に伝えられます。

3. 書くことでさまざまなことの整理ができて何をしたいかを明確にできる

エンディングノートの大きな目的に、今からの人生を悔いのないように生活するために考えることがあります。エンディングノートを書くことで過去を振り返り、現実を見直すきっかけにできます。そこから、今後何をすれば悔いのない生活ができるかが明確にできます。また、介護や延命治療や葬儀などをどのようにしてもらいかなどの考えを整理することで悔いのない老後、最期を迎えられます。

4. 時間をかけて自分の考え・思いを整理できる

人はそのとき、そのときの感情で考えや思いが大きく変化します。そのときの一時的な感情で発した言葉の内容は相手には都合の良いことだけが残ります。場合によっては、後で訂正しても受け入れられないことが考えられます。エンディングノートは、一気に書きあげてしまうものではないので熟考した結果を結論として残せます。なお、エンディングノートには法的拘束力がないので、例えば遺産相続などを見直したときは遺言書の作成が必要です。

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  • エンディングノートを書くメリット

エンディングノートを書くことで得られるメリットは、エンディングノートを書く必要性と重なりますが、大きく分けると2つあります。

1つは家族に自分の意思を明確に伝えられるので家族が困らないことです。もう1つは、自分らしく悔いのない生活を送れるきっかけ作りとなることです。

1. 自分の希望を明確に伝えられるので家族が困らない

最期の迎え方、亡くなった後の葬儀、遺言、財産などについて、最近は自分の意見・希望を強く持つ人が増えています。しかし、急病や事故で家族に細かい希望まで伝えられない内に最期を迎えてしまうことになる可能性があります。介護や延命治療についての考え方、葬儀の方法や葬儀に呼んでほしい友人・知人などの連絡先などをエンディングノートに書いておくと、急にどのような状況になっても家族が困ることがなく意思を尊重した介護、延命治療、葬儀などを行えます。

2. 自分の人生を振り返り、残りの人生を悔いなく過ごせること

自分の若い頃の夢や希望、趣味ややり残したことなどを振り返ることで、残りの人生の生きがいを再発見したり、悔いのない人生を終える準備をしたりできます。また、エンディングノートを書く過程で、死後も秘密にしておきたいようなことを示すパソコンデータの消去や書籍・手紙類を処理・処分ができます。

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  • エンディングノートの一般的な目次(書く内容の項目)

市販やインターネットからダウンロードできるエンディングノートには、あらかじめ書き残すためのさまざまな項目が目次として用意されています。一般的には、以下のような項目があります。実際のエンディングノートには項目ごとにさらに細かく細分化されています。

エンディングノートは、全部埋める必要はなく書きたいところ、伝えたいところだけ書いていきます。また、一気に書くのではなく時間をかけて書くようにすると気楽に書けます。書く内容が限定できるようであれば、普通のノートに書いても問題ありません。

1. 自分に関すること

本籍地、学歴、職歴、趣味・ボランティア(所属団体名など)、資格・特技、結婚(なれそめ、式場など)、幼少時からの現在に至るまでの思い出、家族に対する思いや思い出、伝えたいメッセージ、友人・知人リスト、クレジットカードなど自分で契約したものや自分で作成したブログや銀行引き落としなどの情報 など

2. 介護・医療に関すること

保険証、病歴・持病、常備薬、血液型、介護・認知症になったときの方針、臓器提供意思、通院病院名、病名、余命、延命治療などに対す告知・治療に関する意思、死ぬまでに会いたい人 など

3. 葬儀に関すること

喪主、葬儀の方針、お墓の情報、葬儀を知らせる人・知らせない人 など

4. 遺言・財産に関すること

資産の一覧リスト、財産分与。寄付の方針、預貯金通帳や有価証券、実印などの保管場所、生命保険などの関する情報 など(財産分与の内容に法的拘束力を持たせるには遺言書の作成が必要です)

5. 家の歴史や家のことに関すること

家系図・家紋、宗教(お寺、お墓のことなど) など

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  • 【まとめ】

エンディングノートについて書いた方がよい理由、メリット、書く内容について紹介しました。エンディングノートは、自分の過去を振り返ることで今からの生活を充実して送れます。
また最期を悔いなく家族に感謝の気持ちをもって迎えられ、家族を悩ませることなくまた家族の悲しみを小さくできます。