• 介護者の自立した在宅生活をサポートする「居宅介護支援」

居宅介護支援とは、介護が必要になった方が、できるだけご自宅で生活を続けられるよう、ご本人やご家族のサポートを行うことです。

要介護1以上の認定を受けた方が介護保険の各種サービスを受けるためには、介護支援計画(ケアプラン)が必要になります。居宅介護支援を行う事業所では、その介護支援計画(ケアプラン)の作成を行います。介護支援計画(ケアプラン)を作成する専門家を、介護支援専門員といい、通常、ケアマネージャーと呼ばれています。

ケアマネージャーは、介護支援計画(ケアプラン)を作成するために、介護を要する方やご家族のご要望をお聞きし、生活環境、心身の状態などを把握します。そしてその方に最適な介護サービスをご提案したり、特別養護老人ホーム・老人保健施設・介護療養型医療施設・グループホーム等の案内をします。

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  • 具体的にこのようなサポートをします

居宅介護支援を行う事業所では、ケアマネージャーが具体的に次のようなサポートを行っています。

1)介護支援計画(ケアプラン)を作成します。介護を受ける方やご家族の環境や状況が変われば、それに応じてプランの見直しなども行います。ケアプランは自己作成することもできますが、専門的な知識を持っているケアマネージャーや事業所に相談しながら作成すると安心です。

なお、2016年6月現在、ケアプランの作成、相談にかかる費用は、介護保険より全額支給されているため、利用される方の自己負担はかかりません。ただし、今後は、他の介護保険サービスと同様に、ケアプランの作成・相談についてもかかった費用の1割(一定以上の所得がある場合は2割)を自己負担にする」という案が検討され始めています。今後の動向に注意しておきましょう。

2)要介護認定などの手続きを代行して行います。ご本人がご自分で手続きできない場合は、ご本人に代わって申請を行います。

3)介護サービスの紹介や提案をします。介護保険にはどのようなサービスがあるか、その方にとって最適な介護サービスは何かなど、ご本人やご家族の要望とすり合わせて、サービスの紹介や助言を行います。

ただし、ケアマネージャーは有料老人ホーム探しのプロではありません。介護を受ける方の性格や志向に合う施設はどこか、施設探しの専門家を交えてご本人やご家族が主体となって選択しましょう。

4)必要に応じて、介護サービスを提供する施設と、ご本人・ご家族の間に入り、さまざまな調整を行います。介護を受ける方の家での生活の様子やご家族の状況などを施設に報告したり、反対に施設からの連絡や報告をご家族やご本人にお伝えしたりします。選んだ施設や事業者との相性が悪かったり、違うサービスを受けたかったりした場合、新たな施設を探すなどの対応をすることもあります。

5)介護を受けている方の体調や症状の変化に応じて、病院を紹介したり、病院・施設・ご家族間の連携を取ったりします。

6)自治体が提供する独自サービスを紹介します。主なサービス例としては、タクシーチケットの支給、外出や通院の付き添いサービス、紙おむつの支給、買い物代行、などがあります。自治体によって、独自サービスの有無、内容は異なります)

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  • 介護支援専門員(ケアマネージャー)の探し方

要介護の方が住まわれている自治体には、その地域で居宅介護支援サービスを提供している事業者やケアマネージャーのリストがあります。また、地域包括支援センターや入院している病院に相談して探してもらうこともできます。

それらの情報の中から、良さそうな事業者やケアマネージャーを絞り、何人かのケアマネージャーさんと面接してみるとよいでしょう。

いったんケアマネージャーが決まっても、ご利用者の身体状況に必要な医療知識や情報量が乏しかったり、相性が合わなかったりする場合は、担当ケアマネージャーや事業者を変更することができます。

介護は状況や環境によって、一人ひとり必要となるサポート内容が変わってきます。特に在宅で初めて介護をされるご家族には、わからないことや不安なことが多いものです。少しでも迷ったりわからないことがある場合には、ご家族だけで解決しようとせず、豊富な実績を持つ介護のプロに相談してみましょう。

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  • まとめ

・ケアプランはご自身でも作成することが可能

・ケアマネージャー、居宅介護支援事業所は変更することもできる

・ケアマネージャーは、施設探しのプロではない

・ご家族だけで解決しようとせず、ケアマネージャーも含め、各専門家に相談しましょう