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  • 症状が「まだら」にあらわれる

まだら認知症とは、その名の通り認知症の症状がまだらにあらわれることです。症状の呼び名であり、認知症の種類ではありません。脳血管性の認知症など見られる「物忘れはあるけど理解力は問題ない」「同じことができる時とできない時がある」といった症状です。

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  • 症状は

認知症の中で患者数が一番多いアルツハイマー型は、認知機能が全般的に徐々に低下します。物忘れが目立つようになると会話の受け答えもおかしくなる、といった具合です。対して脳梗塞や脳出血などの血管障害が原因で起こる脳血管性は、障害が起きた部位により脳内の血流が悪くなる場所やその状態が変わるため症状も様々です。数分前に食事をしたことを忘れてしまっているのに難しい小説を読むことはできる、朝起きた時は着替えが自分でできなかったのに夕方にはできるようになっている、など家族を混乱させるような行動が見られます。「もしかして認知症?」と家族が気づいても数時間後には症状が回復しているように見えてしまうため、「老化のせいだ」と受診が遅れてしまうこともよくあります。

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  • 早めに受診を

まだら認知症は脳梗塞などの脳血管障害が原因で起こりますが、患者の中には自分が脳梗塞を抱えていることを認識していない人もいます。まだら認知症は大きな梗塞や出血があってから起こるだけではないのです。無症状の小さな梗塞が繰り返し発生している「サイン」として発症している場合もあります。脳梗塞を起こした事がないのにまだら認知症の症状があらわれたら早めに受診しましょう。大きな梗塞が起こるのを防ぐことができるかもしれません。

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  • 予防はできる?

まだら認知症に特効薬はありません。そのため「予防」が重要になります。まだら認知症を防ぐということは、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害を防ぐことです。脳梗塞の最大の危険因子は高血圧といわれています。塩分を控えたバランスの良い食生活や適度な運動を心がけ、適正な血圧と体重を維持するようにしましょう。ほかにも血液中のコレステロールが高い高脂血症や糖尿病、喫煙者にみられる多血症も危険因子です。

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  • おさらい

まだら認知症は、病気の種類ではなく認知症がまだらにあらわれる症状のことです。脳梗塞や脳出血が原因で起こる脳血管性の認知症の代表的な症状で、「できる時とできない時がある」ことが特徴です。脳梗塞の症状が出るより先に発症することもあります。早めに受診をして適切な治療を受ければ、大きな脳梗塞を防ぐことにもつながります。