• guide_icon_5
  • 認知症対応型通所介護(認知デイサービス)とは

認知症対応型通所介護とは、認知症にかかっている方が、できる限り自宅で自立した生活を継続できるよう、心身の機能を維持したり回復したりするために利用するサービスです。「認知症になっても、自宅で自立した日常生活を続けたい」「人と会う機会をもって、コミュニケーションを取り、認知症の進行を遅らせたい」「認知症の家族を一時的に預かってもらい、介護の負担を減らしたい」といった、認知症を患うご本人や、そのご家族のサポートを行います。
具体的には、朝夕の送迎、血圧測定などの健康チェック、入浴のサポート、食事、口腔機能維持のための訓練、身体機能の維持・回復のための訓練、レクリエーション、などのメニューが用意されています。これらは、通常のデイサービスで行われていることと基本的に同じですが、認知症対応型通所介護の場合は、認知症の方一人ひとりの状態に合わせたケアを受けることができます。

認知症対応型通所介護には、施設の規模によって、大きく3つの形態があります。
【単独型】
特別養護老人ホームや病院などに併設されていない、単独の施設です。民家などを改築して専用施設として利用しているところもあります。
【併設型】
単独型の社会福祉施設(特別養護老人ホームや医療施設など)に併設されているものをいいます。
【共用型】
グループホームなど、地域密着型老人福祉施設の食堂や居間を共同利用するタイプです。利用者は、福祉施設に入居している人たちとともにサービスを受けます。

  • guide_icon_5
  • 認知症対応型通所介護を利用するには

認知症対応型通所介護の利用対象者は、医師によって認知症と診断をされた方、および、要介護の認定を受けた方となります。
要支援の認定を受けた方は、介護予防認知症対応型通所介護サービスの対象となります。

  • guide_icon_5
  • 認知症対応型通所介護のメリット・デメリット

通常のデイサービス施設も、認知症の方が利用することはできますが、認知症対応型通所介護の施設のほうが、認知症の方の生活をサポートするための体勢が、より整っています。認知症の方は、施設に馴染めるまで時間がかったり、手厚いサポートが必要だったりしますので、認知症の専門知識をもったスタッフによる細やかな対応がとられています。

【認知症対応型通所介護のメリット】
・自宅で引きこもりになりがちな認知症の方にとって、家族以外の人とコミュニケーションを取ることができる。
・社会的な孤立を防ぐことができる。
・心身の機能の維持や改善が期待できる。
・認知症についての理解が深く、適切な対応のできるスタッフがそろっている。
・レクリエーションやリハビリは、大人数を対象としたものではなく、個々のレベルに合わせたメニューのものを行える。
・認知症の改善や予防に特化したレクリエーションが受けられる。
・日常生活を送るための機能回復・維持といった目的に合ったサポート・介護が受けられる。
・利用人数は、1日あたり12人以下と定められているので、少人数体制のもと、手厚いサポートを受けることができる。
・介護をする家族にとって、介護負担の軽減となる。

【認知症対応型通所介護のデメリット】
・利用者の居住地と、施設の所在地の市区町村が異なる場合、その施設を利用できない場合がある。

  • guide_icon_5
  • 認知症対応型通所介護にかかる費用はどれくらい?

要介護の方の場合(共用型の施設を利用した場合)

3~5時間未満 5~7時間未満 7~9時間未満
要介護1 510円 778円 885円
要介護2 561円 861円 980円
要介護3 612円 994円 1,076円
要介護4 663円 1,026円 1,172円
要介護5 714円 1,109円 1,267円

要支援の方の場合(共用型の施設を利用した場合)

3~5時間未満 5~7時間未満 7~9時間未満
要介護1 445円 673円 766円
要介護2 494円 751円 855円

※自己負担が1割の場合です。一定以上の収入がある方は、2割負担となります。
※東京都内にある施設の場合を参照

認知症の方は、突然の環境の変化や見知らぬ人と接することに抵抗を示すことがあります。認知症対応型通所介護の施設を選ぶときは、利用者の方と施設との相性をよく考慮してから選びましょう。特に、本人の意思や人権が尊重されているかは大切なポイントとなります。
希望する地域で、認知症対応型通所介護のサービスを提供してくれる施設を探すときは、ケアマネージャーなど介護の専門家に相談し、利用者が快適に通うことのできる施設をしっかりと選びましょう。

  • guide_icon_3
  • まとめ

・認知症対応型通所介護とは、認知症にかかっている方が、できる限り自宅で自立した生活を継続できるよう、心身の機能を維持したり回復したりするために利用するサービスです。
・単独型、併設型、共用型の3つの種類があります。
・認知症対応型通所介護の利用対象は、医師によって認知症と診断をされた方、および、要介護の認定を受けた方となります。
・認知症対応型通所介護の施設では、利用人数が12人までと決められており、より認知症の方の生活をきめ細かくサポートするための体勢が整っています。