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  • 認知症サポーターとは

脳の障害により精神や身体の活動機能が低下し、生活すべてに支障が生じてしまう認知症は、ご本人とご家族に、戸惑いと不安をもたらします。

「認知症サポーター」とは、認知症に関する正しい知識を得て理解を深め、認知症になった方やご家族を、できる範囲で支援する人々のことです。

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  • 認知症サポーターの概要

2004年12月に「痴呆」から「認知症」へと呼名が変わり、2005年には厚生労働省と認知症にかかわる諸団体により、「認知症を知り、地域をつくるキャンペーン」が開始されました。「認知症サポーター」は、その一環です。平成28(2016)年6月30日※の時点で、認知症サポーター数は合計7,732,475人となりました。

「認知症サポーター」になるには、「認知症サポーター養成講座」を受講・修了することが必要です。認知症サポーターに認定されると、ブレスレット(オレンジリング)をわたされます。そのオレンジ色のブレスレットをつけて歩くことで、「認知症サポーター」だと示すことができます。

その講座で講師役をつとめるのは、キャラバン・メイトと呼ばれる人たちです。全国キャラバン・メイト連絡協議会、都道府県・市区町村等自治体、企業、団体などが実施する「キャラバン・メイト養成研修」を受講・修了した方たちです。ほかにも、一定の要件を満たしていることが必要です。平成28(2016)年6月30日※の時点では、126,401人のキャラバン・メイトが存在しています。

※「全国キャラバン・メイト連絡協議会」HPより

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  • 認知症サポーターの活動と役割

「認知症サポーター」の活動は、認知症になった方が安心して暮らせるまちづくりの重要な一部です。認知症への理解と知識をもって、認知症の方やご家族を温かく見守り支援する、応援者という役割があります。

かといって、何か特別なことを要求されるわけではありません。あくまでも、それぞれの立場で、できる範囲で手助けをすることが基本です。それに「認知症サポーター養成講座」は、認知症の介護の方法を学ぶものではなく、認知症について正しく理解し、サポーターとして何ができるかを学ぶ講座です。また、「認知症サポーター」として得た知識を、友人やご家族に伝えることも、大事な活動です。

認知症の方が道に迷われているとき、銀行やお買い物など、あらゆる場面でお困りの際、その場に居合わせて手助けできる方はさまざまです。そのため、「認知症サポーター」は年齢も職業もバラバラです。地域住民や銀行関係、スーパーマーケットの従業員の方や、小・中・高等学校の生徒さんなどが受講しています。

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  • 認知症サポーターに期待されること

「認知症サポーター」に期待されていることは、さまざまな立場の方が、できる範囲で応援することにより、認知症の方やご家族が、安心して暮らせる地域ができあがることです。

また、「認知症サポーター」の増加とともに、偏見のない認知症への正しい理解が深まること、認知症の方やご家族に対する温かい見守りや支援が、地域に浸透していくことが期待されています。

そして、地域での協力や連携でネットワークが広がることや、「まちづくりを担う地域のリーダー」が育成されることも期待されています。

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  • 認知症サポーター養成講座を受講するには

「認知症サポーター養成講座」は、都道府県・市区町村等の自治体や職域団体、企業が、キャラバン・メイトと協働して開催します。

受講を希望する場合は、在住・在勤・在学している地域の自治体事務局へお問い合わせください。自治体事務局とは、都道府県および市区町村の窓口(高齢者福祉課・介護福祉課・保健福祉課・認知症支援係など)や、地域包括支援センター、キャラバン・メイト連絡会事務局などです。

開催主体者によりさまざまですが、基本的なカリキュラムは以下の通りです。
だいたい合計90分ほどになります(状況により調節)。

受講料は、原則として無料です。

  • 『認知症サポーター100万人キャラバンとは』
  • 『認知症を理解する(1)』…症状など
  • 『認知症を理解する(2)』…診断・治療・予防・認知症の方の気持ち・接する際の心構えなど
  • 『認知症サポーターとは』
  • 『認知症サポーターのできること』

講師を行うキャラバン・メイトは、「キャラバン・メイト養成研修」を受講・修了した、行政職員、地域包括支援センター職員、介護従事者(ケアマネジャー・施設職員・在宅介護支援センター職員等)、医療従事者、民生委員などです。

※「全国キャラバン・メイト連絡協議会」HPより

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  • おしまいに

「認知症サポーター」が増え、知識と理解が地域に広がれば、認知症の方やご家族が安心して暮らせるだけではなく、地域全体が活性化していくはずです。それに、この高齢化社会においては、認知症の方やご家族を地域全体で応援していくことは必要不可欠です。

ただ、実際に、認知症を完全に理解し、その場その場において的確な支援をすることは、簡単ではありません。しかし、多くの人ができる範囲で応援することにより、人とふれあい言葉を交わす機会が増えることに、大きな意義があります。

認知症の方やご家族の方の、孤独感や疎外感が少なくなること。それこそが、この高齢化社会において、とても大切なことなのです。

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  • 【おさらい】

「認知症サポーター」とは、認知症に関する正しい知識と理解をもち、認知症になった方やご家族、介護する方を、できる範囲で支援する人々のことです。

「認知症サポーター」になるには、「認知症サポーター養成講座」の受講・修了が必要です。受講料は、原則として無料。年齢制限はありません。

■実施主体:都道府県、市区町村、職域団体等

■問い合わせ窓口:市区町村役所、地域包括支援センター、全国キャラバン・メイト連絡協議会