介護付有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」は共に、民間事業者が運営する高齢者のための居住施設です。
それぞれの施設区分(ホームの種類)によって介護サービスの提供方法が異なります。
今回は、各々のサービスの違いと一日の流れについて比較していきます。
※有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の違いについての記事はこちらをご覧ください。

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  • 介護サービスの提供方法の違い

【介護付有料老人ホームの介護サービス】
主に施設が提供するサービスの利用権利を得る「利用権契約」で、住まいとケアが一体となったサービスを提供します。
施設に入居している要介護者に対して、施設の介護スタッフがケアプラン(介護サービス計画)に沿って、入浴・排せつ・食事の介助や、介護・洗濯・掃除等の家事・機能訓練(リハビリなど)および療養上の世話をします。24時間体制で介護サービスを提供しており、常に医療処置を必要とする方が入居できる施設もあります。また、施設によってさまざまな特徴がありますが、これらのサービスのほか、健康相談や、レクリエーション、イベントなどのサービスも提供します。

【サービス付き高齢者向け住宅の介護サービス】
主に一般のアパートやマンションと同じ賃借契約で、入居者が必要なサービスを選んで外部事業者と個別に契約します。
サービス付き高齢者向け住宅は、主に自立した生活が可能な方が入居するタイプの施設(※1)が多く、外部の介護サービスを利用します。
施設が提供するサービスとして安否確認や生活相談サービスがあり、外部事業者のサービスとして食事、介護、健康管理サービス、デイサービスなどがあります。サービスは多彩で、カラオケや麻雀などの設備が充実している施設や、誕生会や季節ごとのイベントやレクリエーション、旅行などを楽しめるような施設もあります。
(※1)介護が必要な方が入居するタイプ(特定施設入居者生活介護の指定を受けている施設)もあります。

提供サービス(例)
介護付有料老人ホームとサービス付き高齢者向け住宅の介護サービスの違い

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  • 一日の流れ・過ごし方の違い

【介護付有料老人ホームの一日の流れ(例)】
施設の介護スタッフが、入居している要介護者一人ひとりのケアプラン(介護サービス計画)に沿って、24時間対応で入居している要介護者のケアをします。常時介護スタッフが付いているので(※2)入居者が安心して過ごすことができます。
お身体の状態により外出を制限される場合もありますが、施設によっては、買い物やお花見など介護スタッフと一緒に外出をサポートしています。
また、医療ケアやリハビリに力を入れていたり、レクリエーションや娯楽が充実しているなど様々な特徴があり、過ごし方も異なります。
(※2)施設により、また、日中と夜間で人員体制は異なります。

【サービス付き高齢者向け住宅の一日の流れ(例)】
入居者が必要なサービスを選んで外部事業者と個別に契約するので、入居者の要介護度やサービスの選択により、一日の生活も人それぞれ異なります。
自由度が高く、家族を招いたり、外出・外泊などの制限を設けていない施設が多く、自炊が可能で、外部の食事サービスを受けるなど入居者自身で選択できます。バリアフリー対応なので、高齢者が過ごしやすい住環境です。介護度が重くなり、自費サービスの利用が増えると費用がかさむ場合があります。

一日の流れ(例)
介護付有料老人ホームとサービス付サービス付き高齢者向け住宅の一日の違い

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  • おしまいに

介護付有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」は、それぞれ施設の性質や契約方式が違い、サービスの特徴が異なります。
老人ホーム選びを失敗しないためには、建物や金額だけにまどわされず、そこで提供されるサービスに注目することが大切です。入居者にとって、暮らしやすさが第一です。

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  • おさらい

介護付有料老人ホーム」と「サービス付き高齢者向け住宅」のサービスの違いと一日の流れについて、比較しました。
サービスの違いを理解した上で、入居者のお身体の状態と、入居者とご家族が何を望み、何を目的に選択するか、条件を一つひとつ確認することで、ご希望にあった施設が見つけやすくなります。