通院の付き添いや買い物代行サービスの利用で高齢者の安全と快適をサポート


少子高齢化の進展で高齢者のみの世帯や高齢者の1人暮らしが増加。これにより病院への通院が困難な高齢者が増えています。また、郊外に立地する大型のショッピングセンターの増加で近くにあった小売商店の閉店が増え、高齢者が買い物に簡単に出かけられなくなって買い物難民になる問題も社会問題化しています。

そのようなときに利用できるのが介護保険外サービスである病院の付き添いサービスや買い物代行サービスなどです。介護保険外サービスを介護保険サービスと併用することで高齢者本人はもちろん、高齢者を介護するご家族の両方がQOLの高い生活を実現できます。付き添い・代行サービスで利用できるサービス内容、特徴、費用などについて紹介します。

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  • 病院などへの外出時の付き添い・代行サービスとは


日常生活で病院への通院、スーパーやデパートへの買い物、銀行での預金の預け入れや引き出し、散歩、映画・演劇・絵画などの鑑賞、自治体での手続き、冠婚葬祭への出席などのために外出しなければならない機会がたくさんあります。しかし、高齢になると足腰が弱くなって歩行中や乗り物の乗降時などで転倒する事故やその他の不測の事態が起こらないかという不安が生じます。また、重い荷物やたくさんの荷物を持ち運びしなければならないと高齢者は1人では簡単に外出できません。

病院などへの外出の付き添いサービスは、外出が困難になった高齢者、また高齢者の外出を支援するご家族も仕事や他の用事で付き添いができないとき、利用すると便利なサービスが介護保険外サービスの付き添い・代行サービスです。高齢者の外出を支援するサービスとしては、自治体によるタクシー利用券の補助やスーパーやコンビニによる食材の配達サービスなどがあります。これらも一定の利用価値がありますが、行き先によっては着いてから付き添いがいないと困ることがあります。買い物をした商品を自宅へ配達してもらうサービスでは、購入する商品がたくさんあるとその指定が面倒です。また、必要なものを発注し忘れる可能性も生じます。

付き添い・代行サービスには同居家族にとっても利用価値があります。仕事や子供の世話、あるいは家事に忙しいときに付き添いや代行ができないと、高齢者が1人で外出することになって不安な気持ちにならなければなりませんが、サービスを利用することで安心して自分のことに集中できます。

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  • 付き添い・代行サービスのもう1つメリット

付き添い・代行サービスの利用には安心・安全や便利さの他にもう1つのメリットがあります。そのメリットは、サービスが単に事務的・機械的に提供されるわけではなく、付き添い者や代行者との会話も楽しめることです。介護保険サービスよりも自由度の高い会話を楽しめます。特に付き添いサービスは、付き添うことがサービスとして提供されるため高齢者と会話をできる時間が十分にとれます。1人暮らしの高齢者や高齢者だけの世帯では生活が単調になりやすいですが、付き添いサービスを利用することで日常生活に異なった楽しさと良い意味での緊張をもたせられます。緊張した会話は脳を刺激して認知症の予防効果も兼ねられます。

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  • 付き添い・代行サービスの提供単位と費用

付き添い・代行サービスは、一般的にサービス単位ではなく時間単位で提供されます。そのためサービス時間内であれば、病院や買い物など複数の付き添いサービスや同行サービスを複数組み合わせて利用できます。また、サービスが提供される場所は自宅以外のどこからでも可能です。付き添いサービスでは、利用者自身のペースで自由に楽しく見て回れます。車イスでの移動も可能です。

付き添い・代行サービスの費用は、一般的には「時間単価×サービスを受ける時間」で決まります。時間単価はサービスを提供する会社で異なり、1時間の単価で2,500円から3,500円までの程度の幅があります。付き添いや代行では深夜、早朝に依頼することは少ないと思われますが、深夜、早朝に依頼すると別料金が適用されます。また、定期的に依頼する場合、スポットで依頼する場合、依頼する時間数、地域などによっても1時間の単価は変わります。さらに依頼できる時間単位が1時間ではなく2時間以上など会社によって異なります。この費用に加えてサービスを提供する場所への移動費(交通費)と、付き添いで公共交通機関を一緒に利用するときは実費の交通費が必要です。また入会金・登録料が必要なサービス提供会社もあります。

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  • 家事代行サービスの利用方法
1.入会申し込み
まず、付き添い・代行サービス会社のホームページから、あるいは電話で入会申し込み書を請求して入会を申し込みます。
2.サービス内容の説明を受けて納得できればサービスの申し込み
付き添い・代行サービス会社に利用したいサービスを要望します。提供されるサービスや費用を確認して納得できればサービスの利用を申し込みます。
3.サービス提供スタッフの紹介後サービス開始
家事代行サービス会社から希望するサービスの内容に適したスタッフが紹介されてサービスが開始されます。
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  • 付き添い・代行サービスの利用例

付き添い・代行サービスの利用法は人それぞれで異なります。1人で外出するときに不安であれば原則としてどのような場合にも利用できます。また、本人が行かなければ目的が達成できないことや公序良俗に反する依頼を除けば、原則としてどのような代行でも利用できます。例えば、以下のような一週間単位の付き添い・代行サービスの利用法が考えられます。

午前 定期的な病院への付き添い(介護保険外サービスの定期利用)
午後 入浴(介護保険サービス) 買い物の代行(介護保険外サービスの定期利用) 入浴介護 デパートへの買い物の付き添い(介護保険外サービスのスポット利用) 入浴介護 買い物の代行(介護保険外サービスの定期利用)
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  • まとめ

高齢者の外出時に起こる可能性のある不測の事態の防止や高齢者を支援する家族にゆとりある生活と安心を提供できるのが介護保険外サービスの付き添い・代行サービスです。サービス内容、特徴、費用、および簡単な利用例を紹介しました。介護保険サービスと組み合わせて利用することでより充実した安心とゆとりのある生活を実現できます。積極的な利用を検討してみてください。