大阪府の総人口数は、東京都、神奈川県に次ぎ日本では第3位です。しかし、面積のほうは、全国の都道府県のなかで下から2番目。そのためか、人口密度は東京都に次いで日本第2位となっています(全て2015年時点)。
『大阪府高齢者計画2018(大阪府高齢者福祉計画及び介護保険事業支援計画)』の第2章「高齢者の現状と将来推計」によると、大阪府の総人口は2015(平成27)年の時点で8,839,469人。
65歳以上の人口は2,278,324人で、高齢化率は26.1%。75歳以上の人口は1,050,000人(※1)で、高齢化率は11.8%です。
2015年の全国高齢化率(65歳以上:26.6%,75歳以上:12.8%)よりは低めですが、団塊の世代が多いことから、2025年には75歳以上人口が約153万人となり、10年間(2015~2025年)で1.43倍に急増することが推計されています(※2)。
大阪府は、東京に次ぐ巨大都市。あらゆるタイプの高齢者施設(介護付き有料老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設など)が出揃っています。
また、高級なものから低予算で利用可能なタイプまであるので、介護が必要となった方、適度なサポートを希望される高齢者の方、手厚い介護とサービスを望まれる方などにとって、それぞれ入居先を選びやすいエリアといえるのではないでしょうか。
ただし、堺市より南のほうは老人ホームの数が少なくなっており、医療が必要な高齢者のための施設は、比較的少ない傾向です。ご希望のサービス、費用などについて、他県を含めてよく検討したうえで、入居先を選んでいくといいでしょう。
(※1)75歳以上の人口のみ『平成27年国勢調査 人口等基本集計 平成27年10月(日本医師会総合政策研究機構 27.大阪府/2018年版に記載)』から
(※2)の推計も『大阪府高齢者計画2018(大阪府高齢者福祉計画及び介護保険事業支援計画)』の第2章「高齢者の現状と将来推計」から